市外の眺望がすばらしい、市民の憩いの場。とりわけ春は、桜が美しい

黒鳥山(くろとりやま)公園

和泉市「黒鳥山公園」の紹介。児童遊園地、運動場、展望台、桜並木、忠霊塔、駐蹕塔等があり、休日には市民の憩いの場所となっている。春は花見の名所として有名。

■黒鳥山(くろとりやま)公園の紹介

古くは、昭和4年に阪和電鉄が開通(天王寺-和泉府中間)、その開発事業として昭和10年頃から信太山丘陵に住宅開発を計画したのが始まり。この開発は、山荘地区以外については用水の確保が困難だったため中止、次いでゴルフ場開発が進むも、第2次世界大戦に入りこれも中止となるなど、いろいろな経緯を持つ地域である。

[広場の風景]

現在の公園は、都市計画公園として昭和35年に開設されたもの。児童遊園地、運動場、展望台、桜並木、忠霊塔、駐蹕塔等が存在し、休日には市民の憩いの場所となっている。

[運動場の風景]

※駐蹕(ちゅうひつ)とは、天子(てんし)つまり天皇の行幸(ぎょうこう=天皇が外出すること)中、一時のりものをとどめることの意味。要するに、黒鳥山で天皇が休憩したという記録を記した碑がある。

昭和60年(1985)には、和泉市市制施行25周年記念事業の一環として、ふれあい広場が整備され、壁泉、噴水流れ、四季の花で飾られた花壇などもできている。

[噴水の風景]

市外の眺望がすばらしい黒鳥山公園は、とりわけ春は桜の花見でにぎわう場となっており、夜には提灯も用意される程の名所となっている。花見頃は3月下旬〜4月上旬のころ。桜の本数は450。ソメイヨシノ、シダレザクラ、オオシマザクラが植えられている。

※なお忠霊塔は、昭和16年11月21日より建設開始、昭和17年4月23日工事竣工。その全体像は、高さ13m、正面幅2m、奥行2m25、コンクリート花崗岩張りの納骨堂は正面幅9m50、奥行5m50、前庭や展望台などの浄域の総面積は2000平方メートル超。昭和17年5月8日に納骨式が行われ、その納骨者は、明治以降の各戦役および支那事変・大東亜戦争の戦没者のうち、中部第27部隊関係者および地元出身者も合わせて安置されているとのこと。


■『黒鳥山(くろとりやま)公園』地図&詳細情報
[地図] 『黒鳥山公園』
JR阪和線和泉府中駅から
南海バス15分山荘(さんそう)下車
(駐車場もあり)

※お問い合わせの際は「和泉(いずみ)情報ステーションで見た」とひとこと添えていただければ幸いです。

※このページは1999年7月現在の情報をもとに作成されたものです。時間の経過により、掲載内容と異なる場合もあり得ます。あらかじめご了承ください。